トクナガの就職・転職のハナシ

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冴えないおじさん達が役職につけるワケとは

役職冴えないおじさん

今回はみなさんが1度は思ったことがあるであろう、「え?なんでこの人が部長なん?課長なん?」について世の中の意見を聞いてみたいと思います。
どのように聞くかと言うと、1度別記事でも登場した

jp.quora.com

yahoo知恵袋のビジネス版のようなサイト「Quora」でちょうど質問が投げられていましたのでこちらの回答を覗いていきましょう。

このサイトに投げられた質問

仕事をしてると「びっくりするほど冴えないおじさん」が役職についていてびっくりしますが、ああいうおじさんがなぜ役職につけたのでしょうか?その頃(若い頃)は冴えていたのでしょうか?

この質問に寄せられた回答

回答1

「冴えない」の捉えるかによるのではないでしょうか。

実力もないのに、うまく立ち回って厚遇されて役職についた方もいるでしょうし、本当は敏腕なのだけど、その敏腕を振るうときはそう再々訪れるものではないので、冴えないおじさんに見えているのか、など見方にはいろいろあるのだと思います。

私も役職を経験したもので、経験から言いますと若い人から見る「冴え」と会社経営上から見る「冴え」は違うということです。

若い方は勢いもあり、積極的で仕事もテキパキという印象がありますが、会社というのはそれだけではだめなのです。

私が役職をしていた頃もそういった敏腕若手社員が多数いてとても頼もしく思いましたし、多分若手社員から私を見ると、「毎日席に座ってパソコンを弄っている冴えない上司」だと思われていたのだと思います。

ただ、私から見た若手社員の多くは、与えられた仕事に関しては勢いもよくうまくこなしてはいますが、礼儀、作法と言うか気配りといった面で周りが見えていないことが多く、また、法律、法令等諸規則や経理会計事務に疎かったり、外勤であれば事故が多かったりしました。

もちろんそれが悪いというのではありません。

そういったことをこれから教えていくのがその「冴えないおじさん」なのではないかということです。

私が役職をやっているときに入ってきた有能な営業マンは、営業成績もよく営業手当だけでも私の手取りを数倍凌駕しており、また、アグレッシブで毎日外回りに出かけて行っていましたが、出張旅費等の精算は全くできず、小さな交通事故も度々(その度私が「交通事故担当」としてすべて引き受けて処理しました)、車も洗車すらしない(これも、私が時間外に洗っていました)状態でした。

多分、彼には私が「冴えないおじさん」に見えていたことでしょう。

でも彼は知らないのです。

だれが旅費精算をし、交通事故処理をし、洗車をし、さらには営業物品を管理して欠品がないように注文を出し、さらには営業成績の評価や、訪問したところのあとフォローをやっていたかなど。

それが悪いというのではありません。

それぞれ、役職によりやっていることが違うので、自分の範疇からすると「冴えないおじさん」に見えても、実はやるべきことをしっかりやっている狸親父だったり(失礼!)することもあるのです。

ですから、課長等を「冴えないおじさん」と思ったときには積極的に会話し、その「冴えないおじさん」が何をしていて、自分をどう見ているのかをきちんと確かめてみるのが、自分にとってもある意味スキルアップするチャンスなのかもしれませんし、その「さえないおじさん」は、実はそうやって役職になったのかもしれませんね。

おもしろい回答ですね。実際、この回答がベストアンサーに選ばれていました。 一見、冴えないおじさんに見えても実は知らない処で縁の下の力持ち的な役割をしているのかもしれませんね。部下は上司に自分の業務や成果を報告しますので、上司は部下のことをある程度把握しますが、逆に部下は上司が実際何をしているかなんて実際のところわからないんですよね、、、。非常に参考になりました。 

回答2

私の周囲にも「何故この人が…?」と思うような人がいたのですが、理由を閃いたことがあるので共有致します。

その方は企画開発系の部署の方なのですが、新しい案件を任せると、必ず重箱の隅をつついて案件を潰してくれることで有名でした。

好奇心に駆られ、「1つも企画を実行に移さないのに何故この人はこんなに出世しているんだろう…?」と、その人をオブザベーション(観察)しました。

結果、

「逆に考えれば、案件を理路整然と断捨離するプロなんだな」という結論に達しました。

こういう役として己を会社の中でポジョニングしているのだと気づいてからは、優秀さとは1側面では語れないのだなと思うようになりました。

天才を指して「生まれてくるのが早過ぎた」と表現することもありますが、「冴えている」ということも環境が決めることなのではないでしょうか。

つまり、重要なのは環境です。

会社員における環境とは「時代」「課題」「社員構成」の3つです。

現在もっともこの環境の波に乗れているのは女性の管理職登用のトレンドです。周囲でも急に女性を管理職登用しなくてはという波が起きているのではないでしょうか。

これも非常に面白い考え方ですね。一見、企画を毎回潰し何してんだこいつ?と思われがちですが、裏を返すとプロジェクトに優先順位をつけ、不必要な物は切り捨てることができる能力があると。ほ〜、まあ、ものすごくい言い方をすると、この人がプロジェクトを潰さずに全部受けていたら、仕事が回らず、今頃社内の誰かが発狂していたかもしれませんし、潰さずに受けたプロジェクトがどう考えても自社に不利な状況で不平不満が爆発していたかもしれませんね。いい言い方をすればですよ?笑

 回答3

前にいた会社での話です。

お昼休みは近くのコンビニや弁当屋でお弁当やパンを買ってきてデスクで食べる人が多かったのですが、ある昼休み、部長が

「このふりかけは味がおかしい、賞味期限が切れているのだろうか」

と騒ぎ始めました。

周りの人達がどれどれ、と部長のデスクに集まって見てみたところ、ふりかけと間違えて乾燥剤の封を開けてごはんにかけていたようでした(数種類の味付けのふりかけが20個ぐらいパックになって売られているあのタイプのやつを、部長はデスクに常備していました。そのパックの中に入っていた乾燥剤の袋です)。

「どうりで舌がヒリヒリすると思ったよ、袋が似てるから間違えちゃったよ、あはは」

と呑気に笑う部長を囲んで

「いや似てねえよ」「普通間違えるか?」「部長大丈夫?もうボケてきてるんじゃない?」「こんな人が部長のうちの部って一体…」と、部内がなんとも悲しみに満ちた雰囲気に包まれたのを覚えています。

こんな冴えないおじさんが部長になったのは、当時の社長と同世代で、会社の成長を草創期からともに支えてきた仲間だったから、ということのようでした。

あの人はどう見ても年功序列に乗っただけだよね、社長の温情もあるのかもね、いいよね長くいるだけで自動的に出世できる時代の人は、なんて若手同士でよく話をしていました。

さて今考えると、その会社の中では

「既存の大口顧客との関係を良好に維持する」

役割を担う部署と

「新規顧客を次々に開拓して新しい事業に積極的に取り組む」

役割を担う部署が明確に分かれていました。

わたしのいた部署は前者のほうでした。

部長は、飛び抜けて何か特別なスキルがあるわけではなかったのかもしれませんが

「敵を作らない」

「揉め事を起こさない、もし起こったら早めに火消しする」

という能力に長けていた方でした。

それこそが、この部署においてはもっとも大切な能力だったのだと今はよくわかります。

客先が無理難題を言ってきて話がこじれたときに

「頭を下げるのはただだから」

と謝罪するよう促してきたときは

「プライドとか矜持とか、もうちょっとそういうのないのかなこの人」

と思いましたが

「プライドに振り回されない」

ことこそが部長のプライドだったのだと思います。

ふりかけ事件のさいの力の抜けるような一言も、そのような処世術で会社を守ってきた部長の生きざまを端的に表したものだと思います。

そんなわけで、冴えないおじさん(おじいさん)は、冴えないからこそ発揮できる能力を持っているのかもしれませんねという話でした。

 この回答、結構好きかもです。笑
文中にもあるように今の若い世代はプライドや目的、個人の軸を持たないとダメだ!みたいな風潮があると思うのですが、そんな人ばかりだったら会社がチームとしてうまく回らなかったり、クライアント揉め事ばかりになる可能性も高いです。そのような革新的な人間ももちろん必要ですが、柔和なこんにゃくみたいな性格の人間も組織には必要だと思います。

僕なりの冴えないおじさん理論

僕もなぜ冴えないおじさんが役職につけるのか真剣に考えてみました。1つの理由として冴えないおじさんには申し訳ないのですが、優秀な人材が早期に辞めていったため、長くその会社に滞在するおじさんは、必然的にそのポストにつきやすくなるのはあるのかなと考えます。これも申し訳ない理由なってしまうかもですが、なんとなく長期で会社に居続けてくれそうじゃないですか?すぐ辞める気配のある人間を役職につかせるよりも良いかと、、、。まあ、肯定的な理由は上記の3つの回答と同様なので割愛します!